友達と着物レンタルをして浅草を回ってみたいけど、お店やプランがいっぱいあって分からない、当日何をしたらいいの?慣れない着物でトラブルが不安、こんな方はいませんか?
女子少人数グループで着物レンタルを利用してきたので、体験談をご紹介します。
初めての利用だったので、候補店を5か所から、お店に問い合わせをしたり色々調べたりして絞りました。
今回は「浅草着物レンタルNANAKO」を利用しましたので、お店の様子も記載しています。
これから着物レンタルを利用する方の不安や疑問が解消して、前向きな気持ちで着物レンタルデビューができるように、実際の感想や様子をお伝えします!
お店の選び方
着物の種類と予算で決める
お店を選ぶときに気になる点は、主に以下ではないでしょうか。
- 駅からのアクセスや、主要観光スポットからの近さ
- ヘアセットもしてくれるのか
- 予算に合う価格であるか
- かわいい着物が着れるか
実は、アクセスのよさはどこのお店も大きく変わりません。
お店候補を挙げる際に5か所を調べましたが、どこのお店も浅草駅から徒歩2~5分、雷門まで徒歩2~3分となっています。
また、ヘアセットを一緒にしてもらいたいと考える方も多いと思いますが、ヘアセットもほとんどのお店でプランに含まれています。
つまり、着たい着物の系統であるかと予算内に収まるかで決めるのがベストではないでしょうか。
実際に、今回利用したお店に決めた理由を紹介しながら詳しく説明します。
「浅草着物レンタルNANAKO」に決めた理由
- 当日キャンセル料無料
- オプション付け放題プランがある
- 当日のプラン変更可能
- 大人向けの落ち着いた柄の着物がある
- 値段設定が分かりやすい
今回は上記の理由で「NANAKO」を利用しました。
オプション(レース衿元や帯締め・帯締め下レースなど)が付け放題で一律料金のプランがある点が特徴的です。
付け放題プランでなくても、スタンダードプランに+500円で1つずつオプションを付けることができるという、価格の分かりやすさもポイントでした。
プランは当日変更可能なので、実際に着物やオプションを選んで、付け放題プランでなくても十分だと感じたり、反対に、やっぱりこれも追加したいから付け放題プランにしようかな?と、その場で変えることができるのが安心です。
私はオプション付け放題プランで予約しましたが、実際はスタンダードプラン+オプション1点で利用しました。
グループで予約しても、個別でオプションやプランを選択できます。
落ち着いたアンティーク柄やワンカラーの着物もある点も、選んだ理由の1つです。
若者向けの華やかな着物やレースが多いものはちょっと…という方にもおすすめ。
前日までに気になること
予約は必須か
基本的には前日までにネット予約が必要です。
キャンセル料についてや予約時点でプラン選択の必要があるかについて等は、お店によって異なるので、予約の際に注意してみてください。
状況によっては当日電話で予約できるところもありますが、基本的には日付が決まった時点で予約をしておきましょう。
天気悪いときは
利用した時は天気予報が雨だったので、傘のレンタルの有無をお店に問い合わせました。
「NANAKO」では、4、5本傘を貸し出すことは可能だが、基本的には自分の傘を利用してもらっている、とのことでした。
雨予報の際には、自分で折り畳み傘を持っていきましょう。
また、着物用レイングッズのレンタルは行っていないようです。
持参するか、不安な場合は予約日を変更することも考えたほうがよさそうですね。
準備するものはあるか
用意するとしたら
・下に着る薄手のインナー(防寒対策)
・ストール(防寒対策)
・ブーツ(下駄ではなくブーツを履きたい場合、お店確認要)
お店にもよりますが、手ぶらでOKなところが多いです。
今回利用したお店は、肌襦袢や足袋、着物用バッグや髪飾りも料金に含まれていました。
当日は脱ぎ着がしやすい私服と、下着類だけ気を付ければ大丈夫。
なお、ストッキングは履いていかないほうが無難です。足袋を履くのに邪魔になってしまいます。
気温が不安な場合は、薄手のヒートテックを下に着ても問題ないです。
私が利用したのは4月上旬でしたが、涼しい日だったのでヒートテックキャミソールを着てちょうどよかったです。
慣れない着物で不安
私は成人式や大学の卒業式くらいでしか和服を着たことがなかったので、当日体調を崩したらどうしよう…怪我をしたらどうしよう…と不安でした。
そんな私が感じたことをまとめます。
〇苦しくない着付け
お店の方は慣れているのか、苦しすぎない着付けをしてくれたので、食事後にお腹が苦しくなってしまうこともありませんでした。
もし締め付けが苦しいと感じた場合は、着付けの時点で伝えてみましょう。
〇歩き方に注意
下駄は内股気味で歩くと歩きやすいようです。内股、小さい歩幅を意識して、いつも通りの歩き方ではいけないという意識を持ちました。
また、少し疲れたなと感じた時にはすぐ座れる場所を確保することも大事です。
〇着物の汚れに注意
よっぽど気になってしまう場合は、食べ歩きをしないほうがよいです。
化粧直しの際に襟や袖口についてしまうことも気になったので、化粧直しは最低限にしました。
当日の入店後の流れ
今回は「NANAKO」を例にしています。
お店のホームページに当日の流れの記載がある場合もあるので、利用するお店を確認してくださいね。
お店の混雑状況
今回は土曜日の11:15入店、着付け・ヘアセットが完了してグループ全員がお店を出た時間が12:07でした。
入店時はまだ余裕がありましたが、12時頃には混雑していたので、12時前後の予約は控えたほうがよいかなという印象でした。
着物の選び方
たくさんある着物の中から選べるか心配な方もいるかと思いますが、店員さんが声をかけてくれるので安心して選ぶことができます。
初めに、掛けられている着物の中から、自分で気になる着物をピックアップします。2、3着ほどに絞るとよいでしょう。店員さんが鏡の前で当ててくれるので、自分にしっくり来るものを選びます。
着物を選んだら、帯、帯留めを選びます。自分で悩んでしまった時には、店員さんが着物との相性や、どんな雰囲気にしたいかなどを提案してくれますよ。
オプションを付けたい場合はこの時点で選択します。今回はレースの付け襟だけ選びました。付け襟の種類も選ぶことができます。
店員さんは複数名いましたが、お客さん1人に付きっ切りではないです。
自分でゆっくり選ぶこともできますし、意見を聞きたい時には声をかけることもできます。
私は、選んだ着物に合う帯の色を相談しました。
一緒に利用した友人は、着物を選ぶ段階から帯留めまで悩みに悩んで、店員さんにアドバイスをもらっていました。
自分に合った方法で着物を選ぶことができますよ。
着た後何をして過ごすか
着物を着てお出かけしてみたいと思っていたけど、実際何をするの?という方のために、実際にどのように過ごしたのかをまとめました。
着物レンタルプランは5時間の場合が多いのですが、5時間って意外と長いのです!
充実した時間を過ごしてくださいね。
過ごし方のポイントとしては、欲張らないこと!です。
せっかくの浅草、気になるお店が色々あるかもしれませんが、着物で移動することを想定してください。
プラン通り回ることよりも、候補をいくつか出しておいて、どれかに行けたらいいかな、くらいの気持ちがよさそうです。
食べ歩き
食べ歩きは浅草観光の醍醐味ではないでしょうか。
「雷門通り」を歩くだけでも、食べ物屋さんがずらっと並んでいます。
今回立ち寄ったお店は3か所。気になる方はお店のホームページ等で詳しく調べてみてくださいね。
- 「浅草メンチ」メンチカツ
- 「浅草花月堂」ジャンボめろんぱん
- 「寿清庵」抹茶クレープ
写真をたくさん撮る
せっかくの着物、やっぱり写真はたくさん残したいですよね!
写真映えスポットやロケーションを探すのも楽しみ方の1つです。
- 雷門の前
- かざぐるまの壁
- 花やしきの『花』マーク
お目当てのスポットを巡るのもいいですし、散策しながら隠れ映えスポットを探してみるもの楽しそうです。
お店に入ってゆっくり
ずっと歩きっぱなしでは大変なので、着物でも入れる休憩地を調べておくといいです。
混雑していることもあるので、いくつか候補を用意しておくと安心ですね。
今回は、浅草花やしきやホッピー通り近くの「珈琲けやき」で休憩しました。
お店に入ってお喋りしたり食事をしたりしているだけでも、着物を着ているとまた違った雰囲気でいいものですよ。
まとめ
着物レンタルのお店の選び方や、当日の流れ、過ごし方をご紹介しました。
初めての着物レンタルはハードルが高そうに思えますが、不安や疑問を解消するヒントも記載したので、ぜひ参考にしてください。
私は当日まで不安も大きかったのですが、実際着物での散策はとても楽しいです!
不安を解消して、前向きな気持ちで楽しんできてください。
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